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手探り。

半ば絶チル感想ブログ。

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蛇足。 


色々と半端すぎてサイトに上げられなかったVSリオンの戦闘シーン。

突き出したアトワイトを難なくかわされ、ルーティは歯噛みしながら後ろに飛びずさった。直後、ルーティが居た場所を、敵方の少年の剣が鋭く切る。チリッ、と避け切れなかった左腕が浅く裂かれた。

(駄目だコイツ、強い……!)

明らかに、これまで倒してきた兵士達とは別格だ。外見は華奢な子供のくせに、その剣さばきは熟練の域に達している。
直ぐにマリーがおどりかかって巨大な斧を振り下ろすが少年はひらりと無駄の無い動きでかわして、斧を振った直後で体勢の崩れたマリーに切り返してくる。一瞬ひやりとしたが、間一髪でスタンが割り込み少年の剣を弾いた。
そこで、三者はいったん下がって距離を開く。

「なるほど、少しはまともに戦えるようだな」

無表情で呟いて、アトワイトと似た形状の細いソーディアン――シャルティエといったか――を構え直す少年は、額に汗一つ浮かべていない。対して、こちらの三人は既に呼吸を乱していた。
数回剣を交えてみて分かったのだが、この少年は単純な力の方はそう強くない。せいぜい、援護や撹乱が主戦術で力押しを得意としないような自分と同じくらいだ。故にスタンとマリーがいるこちらの方がパワーとスタミナでなら部があるのだが、あの少年にはそれを補って余りあるほどの技術と速さがあった。どんな力強い攻撃で攻めても軽く避けられ、神がかったタイミングと体勢から鋭い反撃を繰り出してくる。こちらは数の利を生かしたいところだが、如何せんこの烏合の衆である三人ではチームワークを生かした連係プレイなどという器用な真似が出来よう筈もなかった。

(やばい!マジでやばいってコレ……!どうする、どうするよ……)

一朝一夕では挽回できない実力差を痛感したルーティは、その焦りのせいで、シャルティエのコアレンズがうっすらと輝きを放っているのに気付き遅れてしまっていた。

「!!――スタン、マリー!避けて!昌術が、」

叫んだ時にはもう遅く、突如せり上がった地面に腹部を勢いよく打たれ、全くの不意を付かれたマリーとスタンが一撃で昏倒した。術の方も凄まじい威力だ。ぎりぎりのところでそれをかわしたルーティに、アトワイトが慌てて声を掛ける。

『ルーティ、シャルティエの属性は“地”よ!』
「ばっ!それを早く言いなさ、」

手の中の剣に怒鳴り込んだ次の瞬間、首の後ろに、ずん、と重い衝撃を受けた。
目の前がぐにゃりと廻り、ぐわんぐわんと頭の中で音がする。歪んだ視界の端に映る黒髪に、剣の逆刃で首筋を殴られたのだと辛うじて理解した。少年から目を離したのはほんの一瞬だというのに、全く化け物じみた速度だ。

(あー……ちくしょ……)

そう心の中で呟いたのを最後に、ルーティは意識を手放した。
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Posted on 2007/07/09 Mon. 23:22 [edit]

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